1952-07-02 第13回国会 衆議院 外務委員会 第38号
○横田委員 わずかしか時間がないので聞き流しになつてしまうようなおそれがあるのを残念に思いますが、各人が日本の自主権の喪失の真相について熱心に質問しておられる。ところがそれに対して答えるところの政府委員があまりに日本人的な気魂を失つている。それを私は非常に残念に思いますので、非常に不満ですから質問いたします。大体質問は三点あります三点のうちの最後の三番目のは、大体記録の上においては警察関係の人は来ているようになつているのですが
○横田委員 わずかしか時間がないので聞き流しになつてしまうようなおそれがあるのを残念に思いますが、各人が日本の自主権の喪失の真相について熱心に質問しておられる。ところがそれに対して答えるところの政府委員があまりに日本人的な気魂を失つている。それを私は非常に残念に思いますので、非常に不満ですから質問いたします。大体質問は三点あります三点のうちの最後の三番目のは、大体記録の上においては警察関係の人は来ているようになつているのですが
○横田甚太郎君(続) これに資金と資材を注ぎ込もうと、その努力のための法律制定の一つがこの法案である。軍需生産は、人類の多数に死と、災厄、耐えがたき不幸をまき散らし、人類の文化と生活を破壊することによつて、ぼろもうけをする、のろうべき産業である。ゆえに、利にほうけたこれらの軍需産業家を、世界の識者は、昔から死の商人と呼び、さげすんでいた。われわれは、第二次大戰による日本の廃墟の中より、より大きな破壊
○横田甚太郎君 一九三九年四月、政友会は、飛行機生産でたんまりもうけた中島知久平氏を総裁に迎えた。その後身の自由党が、今また飛行機をほしいと言い出した。航空機の製造は、終戰後、連合軍総司令官の指令で禁止となつていた。だが、アメリカは、みずから世界兵器廠をもつて任じ、軍需生産でたんまりもうけている連中が幅をきかしている国柄である。そのアメリカの占領軍が日本と連合国との世界平和のための誓いをいつまでも守
○横田委員 次官は意見の相違だと私たちによく言いますが、まさに意見の相違がはつきりして来たのでありまして、私が聞いておりますのは、この六十億の金がどういうわけで生に産業のために使われないのか、こういうことでありまして、この提案理由にもありすように、一箇月の入場者が約百五十万人、一箇月の車券売上高は五十億になんなんとする盛況を呈しておる、こういうふうに書かれておる。だからここに書かれましたところの百五十万
○横田委員 六十億とかりに仮定し、八十億と仮定した場合に、これがあがつてそうして地方自治体が病院とか学校とかあるいはアパートを建てるならば、これは税金でとつたらいいのではないか、こういうふうにとられたようですが、私はそういうことを言つておるのではない。これは答弁はいりませんが、念のためにもう一回はつきりしておきたい。自由党が政権を得て、アメリカに追随しておる間は、日本において税金をとられることには反対
○横田委員 自転車競技法の一部改正が上程されておりますが、共産党は大体競馬、競輪、丁半、ハンパン、ポリス、ういうやつはみな反対なんです。従いましてこれがもじ全部廃止であつたならば賛成するのですが、そうでない限りは反対的な立場に立つて質問するのですから、その点をよく考えて答弁していただきたい。 第一は共産党がこういうような競輪、競馬に対して反対であり、世の識者にこういうような反対論が多いにもかかわらずしかも
○横田委員 一般説明みたいな答弁ですが、何といいますか、言葉の遊戯はやめにしまして、現実のこの世のにおいのするものから聞いて行きますが、たしか日にちは二十七年の六月十日であつたと思います。これは東京の四谷で全国の中小企業家が集まりまして、中小企業が非常に危機に瀕している、これを何とかしなければならない。こういう催しがあつたということは御存じですか、御存じでありませんかということが一つと、もし御存じでありましたならば
○横田委員 提案者に伺いますが、この中小企業の持つ弱み、これの悩みですね、あるいはこれに対する救済の対象というものは一体どんなものだと思つておりますか。この三点について御答弁を願います。
○横田委員 特定中小企業の安定に関する臨時措置法案、これはおそらく前のときに質問があつただろうと思いますが、私ははつきり聞いておりませんので、なおはつきりしたいために聞くのですが、特定中小企業というその特定というのはどういう意味なんですか。
○横田甚太郎君(続) その政治生命を終るであろう。犬と格下げで総理に反対する自由党農林委員の健鬪は痛快だつた。ワンマン氏の專横にたてつけば、ニユース映画が走つて来る。自由党員は、党を固めることではない、党の統制の乱れることのみを日本の各界から求められているのだ。日本では、国会で制定された法を守ること自体が違法行為のようになつてしまつた。法を乱し秩序が生れようとしているのが日本の現状だ。国会は法を無視
○横田甚太郎君 輸出取引法案を提出している自由党は、現下ますます深刻化して来た日本の輸出入の不振を打開する熱意もなく、能力も喪失しているではないか。自由党は、何国の、だれの利益のために輸出を云々しているのであろう。貿易は日本の利益のために考えなくてはならないのに、アメリカへの気がねが先で、日本の利害得失をあとにしている。自由党吉田政権がアメリカに心中立てするほど、アメリカは日本のために考えてはいない
○横田委員 組立てを計画したいといううことを言われましたが、組立てを計画したいというのは外国資本と合体してですか。あるいはその意味におきましては、きようの新聞に出ておりますように、ブリストル社がこれはたしか英国であつたと思いますが、提携を申し込んでいる。これ以外にまだこういう会社がありますか。
○横田委員 第一に、二十七年五月通産省より配られました「航空機生産行政の所管について」という資料に盛られておりますものの意味のわからないところから承ります。これらの一の(五)に、「今後の日本における航空機の需要は、戦前と異り量的にみても内需よりは、寧ろ海外需要に多く期待され、又民間用機よりは、航空法の適用を受けない特殊用機が多いことも予想されるとともに、質的にもこれらの航空機は安全性と同時に高性能が
○横田委員 本案に反対します。輸出入貿易というようなものは、値よく安く買えるところから買い、割よく売れるところに売らなければならないにもかかわらず、日本においてはそれをやつておらない。しかも日本の国の必要からやつておらないのではないのでありまして、アメリカの必要から強要されて日本がやつておらない。そうしてこのやつておらないことに対してさえ、政府自体は責任を持つて、日本の政府においてやつておらないのであるというようなあいまいなことを
○横田委員 納得できるような答弁ができないとするならば、私は納得するまで聞きます。大体中共貿易に対して民間入側が希望を持つこと自体は無理であるというお考えですか、無理ではないとお考えですか、その点はどうですか。
○横田委員 意見の相違はないと言われましたが、意見の相違があつてけつこうなんです。意見の相違がないような通産大臣は困るのです。それから中共貿易だけではないんだ、貿易の盛んになることをもつてよしとするという御答弁でしたが、これは言わなくてもわかつている。しかし貿易を盛んにするためには、今輸出入ともに禁止されている地域が問題になつているんです。自由に許されているアメリカの制圧のもとにおきましては、輸出入貿易
○横田委員 委員長にまず第一にお願いしておきます。輸出取引法案の審議に際しましては、御承知のように今中共貿易が非常にやかましく言われておる。そのときに通産省と外務省とが、非常に意見が違うように報ぜられておる。おそらく通産省の人たちはそんなことはないと言うでしようが、そういうふうに言われておることは事実なんです。ラジオでも放送しているのです。私は官僚というものは大きらいなのですけれども、通産省と外務省
○横田委員 日本の貿易規模を増進して行く、こう言われるのですね。たとえばどういう地点に、どういうような目標をもつて増進して行くのですか。その点はどうなんですか。
○横田委員 質問の具体的な一つ一つのこまかい内容をという答弁だろうと思うのですが、その内容が言えないほど、四月二十八日の以前と以後とはかわりがないように思うのです。マーフイーというアメリカの大使が日本に来ている。なるほどこの男はリッジウエイと名前がかわつておる。マツカーサーという男とも名前がかわつておる。しかしかわつているけれども、やつていること、言うていることは、やはり同じことを言うていると私は思
○横田委員 これは高橋さんに聞きたかつたのですが、きよう次官に聞いて、おそらくうまく行かないだろうと思いますから、また大臣に聞くことにいたします。 私が第一に聞きたいのは、四月の二十八日から以後は、日本はアメリカとは以前と違う関係にあるのです。この点を私は聞きたい。もし以前と違うような関係にあるのだつたら、それでは一体言葉ではどういうふうに現わし、やる仕事においてどうかわつて来るかということを第一点
○横田委員 それは航空機全体のことでしよう。航空機の場合に、日本の空を飛びながら登録できるやつと、できないやつがありますね。その場合に、日本の空を飛んでおつても登録できない性質のものがありますね。そういうものは一体どんなものをさしておるかを聞いておるのです。
○横田委員 一番先に伺いますのは、航空法案第四條によりますと、「左の各号の一に該当する者が所有する航空機は、これを登録することができない。」、こう書いてありますね。これで、現在並びに今後の日本に登録できないような飛行機は一体どのくらいになる見込みなのですか、この点をちよつと承りたい。
○横田委員 これから質問しますと——よその人が時間を食つてしまつて、こつちが当然質問すべきことを、与党以外の党として質問しておられないので、妙な時間的な割合に追い込まれまして、ほかの人に迷惑をかける。ことに速記の人たちや、事務の方に迷惑をかけるから、私はやりたくない。だから、これは必ず次の機会にやつていただきたいということを私はお願いしておくのです。お願いする場合に——聞くところによりますと、運輸委員会
○横田委員 航空法案と航空機製造法案と連合審査で、通産と運輸、これについて相当の質問があるのです。私は通産委員会に所属しておりますから、航空機製造法案の方は通産委員会でやるように了解を得ておつた。しかし航空法案については大体十七問あるのです。それは非常に時間的にできないような条件に追い込まれている。従いまして、これは後ほどにもう一回連合審査を開いてもらえるかもらえないかということをまず委員長に伺いたい
○横田委員 質問できないじやないですか。だから外務大臣は十二時半以後もおるのか、おらないのか。あなたが私の質問要旨を整理して、六分間で一ぺん質問してみなさい。
○横田委員 外務大臣に質問する前に、まず予算委員会運営の実権を握つている自由党にお尋ねしておきます。聞くところによりますと、外務大臣は本日参議院本会議があるので十二時半に帰るそうですね。そういたしますと、これから質問しても時間がないのです。これではむちやくちやなんです。まだ議会では破防法が通つておらないのに予算委員会の今度のやり方では、破防法より以上の反共対策の実施をやつているようです。これではわれわれが
○横田委員 それでは具体的にあなたの答えられるものから聞きますが、今中共、ソビエト、これは世界では非常に大きな力のある国であるにもかかわらず、アメリカにきらわれている。アメリカに追随するところの日本の自由党政権からもきらわれている。ところが日本の財界人は、中共との話合いが非常にうまく行くような何を見て来たのです。だから外務大臣がアメリカ人にそそのかされて、中国へ行つてはいけない、ソビエトへ行つてはいけないと
○横田委員 抱負がないなら大臣をおやめになつたらどうですか。抱負のないような人が大臣になつておつて何になるのですか、それはどうなんですか。
○横田委員 高橋御老体大臣には非常にお気の毒ですが、通産の実権を握つておられるので、一応尋ねなければならないので、尋ねるのです。大体これは川島さんに対する御答弁にもありましたように、こういうことをおつしやいました。私が聞きたいのは、占領下においては非常にいまいましい通産行政をやらされた。なぜかと申しますと、日本に外交がなかつた。従いまして日本人は外を見られなかつた。だから外を知らないのをいいことにいたしまして
○横田甚太郎君 電源開発に反対討論する党が電源開発に反対しているのではなて、電源開発促進を云々する自由党こそが、電気文化と今後の国民生活に理解なく、外資と自己の利得のために━━法案をもてあそんでいる。貴重な日本の資金は、産業再建、日本の経済の自立のために使わねばならないのに、自由党政権は、治安費にむだ金を使い、日本の混乱をますます深く広く広げている。これゆえに、電源開発、停電さえも解決できない現状である
○横田甚太郎君(続) それまで、わずかの安穏の中に、かつてな寢言でも言つている。りくつを言つても正論を吐いても絶対に聞かず、絶対多数の上にあぐらをかいて、かつてな議決をして行く自由党には、あつた事実を述べて抗議し、実力をもつて抗争する以外に手はないのだ。 日本共産党は、日本の国土と人民をねらうドル資本の狂奔を許さないのだ。ドル資本への日本の身売りに対しては、全国民の力を結集して、日本経済の自立と民族独立
○横田甚太郎君 自由党の諸君、外資の種々相を見きわめよう。 三原山で日本人三十七名を殺した飛行機のことを知つているだろう。機名はもく星号と呼ばれていた。この名は日本名である。だが、機体とその本質はアメリカのマーチン二〇二号と呼ばれ、ノースウエスト社がマーチン社かち購入した同型機だ。この飛行機は、二十五機のうち五機が、過去二箇年間にアメリカで遭難している。アメリカの操縦士組合が乘務することを拒否い、
○横田委員 それじやもう一ぺん確かめておきますが、審議をやつてみようかということでやりかけたのですね。これで押し切るつもりはないのですね。
○横田委員 審議日程表というものをもらいましたが、これに不服なんです。これで見ますと、第一日数が少いということです。少いということはあとで聞きます。国土総合開発法というものは、五月一日までにどうして上げねばいけないのですか。もし上げねばいけないということを公に言つたのではないというような、自由党のいつもの卑怯な逃げ口上を言うならばなお聞いたんですが、そういうようなことに根拠があるかないかということを
○横田委員 だれに質問するんですか、おらぬぢやないですか一人でやるんですか——政府側の答弁を聞いておりましたが、雑誌を読んでもようわかるようなことばかり答えている。簡單に言いますと、私たちが知りたいのは電源開発を計画した政治的意図、それからその間にやられるスキヤンダル、これをわれわれはあばきたいのです。だからいわゆる政府の大官の御出席を要求しているのです。特に金はおれが引受けたというような大きなほらを
○横田委員 議題が議題ですからみんな賛成だろうと思いますが、社会党、改進党にも十分連絡がついておつたら、私の党も賛成です。
○横田委員 本日は自由党の議員がたくさんこられました。議員が議会の中におられたことは、まず何よりおめでとうございます。大体この法案の審議は比較的うまく行つた。第一自由党の質問がなかつた。これにもし自由党の賛成討論がなかつたら、もつとうまく行つたのだろうと思うのでありますが、第一稀少物資の不足を前提にしての経済措置には反対なんです。これは大体うそなんです。なぜと申しまして、これはアメリカの野望が、丸い
○横田委員 そういうふうな数字の違いとか、あるいは経済情勢把握の相違の諸條件については、おいおい質問のうちで明らかにして行きます。 安本長官にはつきりとこちらから言いたいのですが、私の見解が非常に片寄つたものの見方であると言われましたが、片寄つたものの見方をする人はずいぶん国民の中にふえて来たですよ。それを第一に申します。ここに出ておりますところの時事通信という経済問題を扱つておるところの記事の中
○横田委員 そんなことを言つてはアメリカに怒られますよ。これは大体日本経済から行きますと、こういう行き方をしてはならないということは、もはや日本の各知識人においては何回となしに意思表示しておると私は思う。それをしいてやらなければならないところの要請はどこから来たかと申しますと、これは何回も報道されているようにアメリカからの要請でありまして、その場合に日本から、これでよろしゆうございますかといつて伺いを
○横田委員 アメリカの軍拡を承認し、その世界秩序を正しいというような見解に立ち、そしてサンフランシスコ講和條約、あるいは日米安全保障條約を承認する立場に立つたならば、もちろんこの経済の行き方は正しいと思う。従いまして発言権もなければ質問権もなくなつて来ると思う。しかし御存じのように、わが党は占領下とその後の政治に反対なのです。そこで疑問が出て来る。これを起点にいたしまして、この統制から生れますところの